症状と治療について
虫刺されは、初夏や夏秋にかけて、血をすわれたり、刺されたり、毛虫にふれて赤く痒みのある発疹ができます。痒みの強い赤身と、炎症が強いときは水疱になることもあります。痒みが強く、かきむしってしまうと、傷から感染してじくじくすることもありますので、痒みが強い場合は冷やして、適切な外用をぬってください。場合によっては抗ヒスタミン剤などの内服加療をします。
蜂に刺された場合は、かなり腫れ上がるのでよく洗って冷やして皮膚科を受診してください。呼吸が苦しいなど、アナフィラキシー症状がある場合はすぐに救急受診が必要です。
登山や草木の多いところにはマダニがいます。血をすって数日皮膚から離れないです。マダニがお腹いっぱいに血を吸うと離れますが、かなりマダニが膨れ上がるのでその前に気づかれて皮膚科受診される方が多いです。無理にはがすとマダニの口が皮膚の中に残ってしまい、リケッチア感染症になる可能性があるので、マダニごと切除して抗生剤を内服します。明らかに口が残っていないときは抗生剤内服か外用で様子みます。
クリニックより
マダニは無理にはがすとマダニの口が皮膚の中に残ってしまい、リケッチア感染症になる可能性があるので、マダニごと切除して抗生剤を内服します。
よくいただくご質問
マダニにさされました。どうしたらいいですか?
マダニにさされた場合は無理にはがすと口が皮膚に残って感染源になります。無理にはがさず、皮膚科へ受診してください。局所麻酔をしてマダニごと少し皮膚をとります。抗生剤の内服も処方いたします。