症状と治療について
乾癬（かんせん）は、銀白のカサカサした皮膚をともなった少し盛り上がった発疹が全身に出ます。痒みは多くの患者さんにあります。大きさや数、形は個人差があり、刺激の起こりやすい、頭部、肘、臀部、膝、下肢にでやすいです。爪の変形や関節炎を伴うことがあります。乾癬はよくなったり悪化したりを繰り返してしまうため、患者さんも根気よく症状に付き合っていかなくてはなりません。治療は主に副腎皮質ステロイド外用剤やビタミンD3外用剤、PDE4阻害剤内服（オデズラ錠）などがあります。乾癬は10～15パーセントで関節痛を合併します。関節症性乾癬は骨が変形してしまう前に生物製剤の治療が必要ですので、大きい病院へご紹介いたします。
クリニックより
乾癬はよくなったり悪化したりを繰り返してしまうため、患者さんも根気よく症状に付き合っていかなくてはなりません。
よくいただくご質問
乾癬と診断されました。人にうつりますか？
乾癬はほかの人にはうつりません。外用しないとカサカサした皮膚が分厚くなって赤みも強くなってしまいます。外用をしっかりと塗りましょう。
